
時代背景やストーリー、人物自身の性格など、さまざまな意図が込められ作られている映画ヘアメイク。本記事では、数々の賞を受賞し世界的に話題となった「ラ・ラ・ランド」のファッション、ヘアメイクを分析していきます。
主人公:ミア(エマ・ストーン)
オーディションに落ちたミアは、ルームメイト達とクリスマスパーティーに行くシーン。

色鮮やかなドレスたちは、ハリウッドの黄金時代へのオマージュでもあるそうです。Aラインシルエットがフレアーな揺れ感が、夢を追う躍動感や、恋する女の子の抑揚感を演出しています。
パーティーに参加し、バンドでa-haの『テイク・オン・ミー』を演奏するセブを見つけるシーン。

毛先までしっかり巻いていて、全体的に柔らかい、上品な印象を与えているヘアスタイルが特徴的。黄色のドレスは少女らしさを演出する意図があったそうです。
映画のロケ地にもなったグリフィス天文台を訪れてワルツを踊り、ふたりの交際が始まるシーン。

ヘアスタイルは、アップスタイルで上品な印象です。

少女のような明るい色のものが多かったファッションから、どんどんモノトーンになり、大人の女性を表現しています。
皆さんも注目してみて◎
時代背景やストーリー、人物自身の性格など、ヘアメイクやファッションを通じて読み取ることができます。皆さんもぜひ注目しながら作品を見てみてください◎