映画ヘアメイク分析【グレイテスト・ショーマン】

時代背景やストーリー、人物自身の性格など、さまざまな意図が込められ作られている映画ヘアメイク。本記事では、2017年に公開されたアメリカのドラマミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」のファッション、ヘアメイクを分析していきます。

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主人公”P.T.バーナム”のファッション・ヘアメイクを時系列で分析!

伝説の興行師の半生を描いた「グレイテスト・ショーマン」。今回ファッションやヘアメイクを分析する登場人物は、ヒュー・ジャックマンが演じる主人公 ”P.T.バーナム” です。

物語の時系列順に、ファッションやヘアメイクを詳しく見ていきます。

貧しかった幼少期のバーナム

幼い頃からあまり裕福ではなかったバーナム。

洋服は汚れていて、お金持ちとは程遠い服装をしています。髪の毛もボサボサで、ちょっとペタペタしていそうな見た目です。

家族とつつましく暮らすバーナム

大人になったバーナム。結婚し娘も生まれ、慎ましく暮らしていました。この時はまだ職を失う前。スーツを見にまとい、髪の毛もきちんとセットされています。

初めてのショー

もともと仕事が長続きしなかったバーナム。様々な働き方をしてみますが上手くいかず、職を失ってしまいます。そんな時、娘のある一言をきっかけにショービジネスの道へと進みます。このシーンは、初めてショーをした日のものです。自信と希望が衣装や表情に表れています。

ひとつ前の写真よりも綺麗に髭が剃られていて、舞台に上がるための気合いを感じます。

軌道に乗り始めたバーナム

少しずつショーが成功して売り上げが伸び始めた頃。ファッションにおしゃれなストールなどがプラスされて、少しずつお金が手に入ってるんだなと思われます。髪もしっかりセットされていますね。

ヴィクトリア女王のパーティーに参加した時は、格式高い燕尾服を着用しています。白で揃えていて決まっていますね。

バーナムは興行師としてどんどん成功し、欧州随一のオペラ歌手と呼ばれるジェニー・リンドと出会い、彼女の全米公演ツアーで全国を回るようになります。新しい演出提案の時には紫のネクタイをしていました。

紫のネクタイの意味は「高貴、堂々」という意味があるそうで、まさにバーナムの状況を表現しているのではないかと思いました。

またもや全てを失ってしまったバーナム

ショーの劇場も失い、仲間も失い、妻にも失望された時、火事の汚れもあると思いますが、シャツの皺や髪の毛の乱れ具合、着こなしなどに絶望的なその状況が現れていると感じます。

再スタートしたバーナム

サーカスの団員たちによる説得で、バーナムはサーカスの再建を決意。再びショーマンとして返り咲きます。

一番の盛り上がりのシーンでは、初めてのショーの時のの衣装とあまり変わらないように見えて、ゴールドの飾りが増えていて豪華になっていることがわかります。

皆さんも注目してみて◎

時代背景やストーリー、人物自身の性格、生い立ちなど、ヘアメイクやファッションを通じて読み取ることができます。皆さんもぜひ注目しながら作品を見てみてください◎

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