美容師×ヘアメイク=ヘアメイク師が、ディレクションから撮影まで行うショートドラマ。今回公開した動画は、『それが答え』です。
脚本を渡されたヘアメイク師は、物語の内容からどんな背景を読み取り、登場人物のキャラクターをどのようにヘアメイクで表現しているのでしょうか。テクニックはもちろん、技術者としてヘアメイク師が行った分析のプロセスや表現の仕方をまとめました。
コンテンツ
<物語の概要>
兄妹でヘアメイク師をしている英孝と美夢。突然理由も言わず辞めると言い始めた兄、英孝。言い争いになってしまう2人だが…。兄妹にとって〝答え〟は出るのか、何が〝答え〟なのか。
<登場人物別ファッション・ヘアメイク解説>
今回『それが答え』に登場する人物とそのキャラクター、担当した役者さんをご紹介するとともに、ヘアメイクを解説します。
美夢役:師社凜音
師社凜音さん演じる美夢は、英孝の実の妹で共にヘアメイク師として働いています。家族想いの優しい妹で、ヘアメイク師仲間である萌絵からも慕われている人物です。
ファッションポイント
キレイ系でパンツスタイル。シースルーのトップスで大人っぽさをプラスしました。
メイクポイント
萌絵が可愛らしいイメージだったので、対称的にしたくて大人っぽい落ち着いたイメージに仕上げました。目元はゴールドやブラウン系を使用して、リップも濃すぎないベージュ系にしました。
ヘアポイント
32mmのアイロンでミックスに巻いてローポニーテールにしました。ゴールドのアクセサリーをつけてアイメイクと色味をリンクさせています。
英孝役:池田剛
池田剛さん演じる英孝は、美夢の実の兄で妹思い。責任感が強く、お店ではしっかりした先輩をしています。
ファッションポイント
美容師っぽいセットアップでこなれ感がある感じにしました。
メイクポイント
ナチュラルに赤みなどを消して若々しく見えるように仕上げました。
ヘアポイント
アイロンで少しカール感をつけてからグリースをつけ、7:3で分けました。前髪を少し上げ、束感を出すことで若く見えるようにスタイリングしました。
萌絵役:小林萌夏
小林萌夏さん演じる萌絵は、仲間想いの優しい女性で、英孝・美夢兄妹のことを心配しています。先輩相手でも自分の意見をしっかり言える芯の強さがあります。
ファッションポイント
先輩との掛け合いシーンが多いので、後輩感が出るように可愛らしさを意識して、フワフワのワンピースを着用しました。
メイクポイント
可愛らしさが演出できるようにポイントメイクはピンク系を使用しました。タレ目に見えるようにアイラインは下げ気味に、下まぶたにラメをしっかりのせました。
ヘアポイント
全体的に緩く巻いて、大きめのリボンを付けました。
ディレクションから撮影まで!幅広いスキルを持つヘアメイク師
脚本から読み取ったストーリーや登場人物のキャラクターを、どのように表現しているのかご紹介しました。ショートドラマの世界観を作り上げるために、ヘアメイクやファッションに込められた意図がたくさんあることがわかりましたね。
ヘアメイク師についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
【それが答え】撮影協力
<脚本>
池田剛
https://youtube.com/@karusu1
https://twitter.com/Kouki_Birth
https://instagram.com/heiz_go/
<出演>
師社凜音 https://www.instagram.com/suzune_0905/
池田剛 https://instagram.com/heiz_go/
小林萌夏 https://www.instagram.com/mocha_runrun/
<ヘアメイク、ディレクション、撮影、編集>
株式会社ヴィサージュクリエーション(https://visage.co.jp/)
Wish Group 株式会社(https://wishgroup.jp/)
株式会社カプラス(https://www.kaplus.jp/)
<撮影協力>
LAMIN MEFULL 木場店(https://www.abie.jp/lamin-kiba)