時代背景やストーリー、人物自身の性格など、さまざまな意図が込められ作られている映画ヘアメイク。この記事では。『バーレスク(Burlesque)』の主人公を中心に、曲に合わせて変化するヘアメイク、ファッションを分析・考察していきます。

『バーレスク(Burlesque)』は、2010年公開のアメリカ映画。セクシーなダンスとゴージャスな衣装で、豪華絢爛なショーを繰り広げるエンターテインメントクラブ『バーレスク』を舞台に、歌手になる夢を追いかける一人の女性の姿を鮮烈なミュージカルシーンを交えて描く。全世界で3000万枚ものセールスを誇る歌姫、クリスティーナ・アギレラと、オスカー&グラミーW受賞しているシェールが共演を果たす。
コンテンツ
あらすじ

バーレスク・ラウンジ、それがセクシーなダンサーたちがゴージャスなショーを繰り広げる大人のためのエンタテインメントクラブ。片田舎を離れ、アリは歌手になる夢を追いかけて、ロサンゼルスを目指す。テスが経営するクラブで、自分が思い描いていた憧れの世界に出会ったアリは、アルバイトを始める。やがてアリの抜群の歌唱力と突出したダンスの才能が話題となり、クラブは大盛況を極めていくのだが…。
登場人物
・アリ

アイオワ出身の田舎娘アリが「ここに私の未来はない」とロサンゼルスへ向かい、バーラウンジ『バーレスク』と出会う。
・テス

『バーレスク』のオーナー。バーレスクは大きな負債を抱えており、立退を勧告されるまで追い詰められていた。
アリ
ファッションポイント

最初の始まりの田舎のアイオワから上京するシーンの服装はダメージジーンズにTシャツ、ヘアスタイルもポニーテールでどちらかといえば地味でしたが、ロサンゼルスにおいってから少しずつ華やかに変わっていきます。
ヘアポイント


ブロンドの前髪アリの重めレイヤーロング、ポニーテール、サイド流し、カーリーヘア、ブロンドグラボブ、ミニボブなどさまざまなヘアスタイルにチェンジします。



上京したての頃のヘアはダウンスタイルのワンパターンのアレンジでしたが、『バーレスク』と出会いそしてテスに認められてだんだん自信がついていき、アップヘアや大胆なヘアスタイルに変化していきました。
メイクポイント

はじめはナチュラルメイクだった主人公アリ。ロサンゼルスに上京し『バーレスク』と出会い、テスに「あなたのキャンバスは自分の顔よ」とメイクレッスンをしてもらい、垢抜けていきます。

曲に合わせてヘアメイクも変化して、ドラッグクイーンメイクのような奇抜なアイメイクはアリの自信を彷彿させるよう。この頃から赤リップが主流になっていきます。

バラードの曲の時のヘアはアップスタイル、メイクもナチュラルに。そしてグリーンのマーメイドドレスはしなやかな印象を与えています。

『バーレスク』ヘアメイク・ファッションポイント
作中には数え切れないほどの楽曲が使われており、それがどれも魅力的な衣装とダンスとともに描かれています。
『welcome to burlesque』

『バーレスク』に入って一番最初に流れる『welcome to burlesque』はオリジナル楽曲です。
マリンモチーフで一見セクシーさとは遠いようなイメージなのに、キラキラのアイシャドウや短いスカートからいやらしさのない健康的な色気を感じさせます。
『diamonds are a girl’s best friend』

『diamonds are a girl’s best friend』はマリリン・モンローが主演のミュージカル映画『紳士は金髪がお好き』で披露された楽曲。ダイヤモンドに見せたキラキラのチェーンがスポットライトに映えてとても美しいステージとなっています。こちらの曲では全員、黒の下着のみでダンスをしており、ダイヤモンドモチーフがとてもマッチしています。
『Show me how you Burlesque』

は船はバックダンサーのようなポジションからスタートしたアリが、映画最後の『Show me how you Burlesque』では圧巻のセンターに。ダンスの代役なしに全員が本気で踊る姿は心を鷲掴みにされること間違いなし。
まとめ
元々大好きな映画で何度か試聴したことのある作品でしたが、改めて見るとショーガールとして美しい女性がたくさん出演しているので、ファッションへのモチベーションもアップする作品だと思いました。
主人公アリ(クリスティーナ・アギレラ)の歌手になる夢を目指して上京し、努力し成長し続け夢を叶える姿に心打たれました。
バーレスクのショーステージの曲や歌、衣装、ヘアメイク全ての釘付けになり、何度も見たくなる作品だと思いました。

















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