時代背景やストーリー、人物自身の性格など、さまざまな意図が込められ作られている映画ヘアメイク。この記事では、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する人物のファッション、ヘアメイクについて分析・考察しています。

あらすじ

ある日親友の科学者・ドクにタイムマシンが完成したことを聞かされ、深夜に駐車場で実験の手伝いをすることになった。しかし、タイムマシンの燃料となるプルトニウムを入手する際にドクが騙したリビアの過激派が、実験の場に襲撃を仕掛けてくる。

ドクが銃撃されて、マーティは逃げようとタイムマシン（デロリアン）に乗り込む。しかし誤って次元転移装置を起動して、30年前の1955年11月にタイムスリップしてしまった。マーティは1955年のドクに会い、さらに若き日の父や母を巻き込み、自身の来た本来の1985年に戻るため奮闘する。

・ マーティ・マクフライ（マイケル・J・フォックス）

ロックスターに憧れる高校生。さえない日々にうんざりしていたところ、親友のドクに呼び出されてタイムトラベル実験の手伝いをすることに。しかし、実験中にアクシデントが起こり、1950年にタイムトラベル。未来に戻るために試行錯誤していく。

『ファッションのポイント』

1950年代はボールド・ルックス。肩幅が広めの上着。裾にかけて細いパンツ。ハットを被ってる人多め。

1980年代はデニムジャケットやパンツが多め。

『ヘアのポイント』

1950年代はぺちゃんこスタイル。

1980年代はかき上げスタイル、さらさら系。

『メイクのポイント』

マット系の肌。そこまでメイクをしている感じはしなかった。

･ドク・ブラウン（クリストファー・ロイド）

エメット・ブラウン博士、通称（ドク）。変わり者の科学者で、マーティンの親友。タイムマシーンを開発する。マーティンに手伝ってもらう中、トラブルが発生し、命の危険に。タイムトラベルしてきたマーティンを未来に帰すために協力する。

『ファッションのポイント』

1950年も80年も変わらず白衣の格好だった。中はポロシャツや動きやすい格好。流行に乗らず自分流のファッションをしている。

『ヘアのポイント』

科学者の感じを出すため、チリチリ感やボサボサ感があった。オールバック気味で肩につくかつかないくらいの長さで色味は真っ白。

『メイクのポイント』

作業をしている場面では汚れをつけてたりしていた。肌も暗め。目に力が入るように堀があるように感じる。

･ロレイン・ベインズ（リー・トンプソン）

マーティンの母。1950年代、高校生の姿として登場。偶然会ったマーティン（息子）に一目惚れしてしまう。

『ファッションのポイント』

1950年代はウエストにベルトがついたワンピース。襟元にはリボンやタイ。ピーターパンカラーと呼ばれた丸襟が当時人気。チェック柄も人気のひとつだった。ミニスカートがまた登場していなかったため、スカート丈は膝下。ニットやシャツ系は7分袖が多い。

1980年代はパンツのシルエットが多い。シャツの襟を立てるのが代表的なスタイルだった。

『ヘアのポイント』

1950年代はボムシェルヘア

1980年代はキャサリン・バッグやブルック・シールズ聖子ちゃんカット

『メイクのポイント』

1950年代は目尻をはね上げるようなアイライン。真っ赤なリップや自然な太眉、色っぽくもクラシカルなメイク

1980年代は主張の強い色味。ふさふさの太眉。ツヤを抑えたマット肌

まとめ

時代や場所に寄って髪の毛服装を分かりやすく変えている。メンズ細かい変化はあるが大きく変わった感じはあんまりしなかった。レディーは髪型すごく変化したのが印象的だった。メイクも部分的に変化している感じ。