グッと気温が下がり朝夜は特に冷え込んできました。女性は特に足先や手先の冷えなどに悩まれている方も多いのではないでしょうか?美容の敵、冷え性の対策をご紹介します。
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なぜ冷え性になる?
日本人女性の2人に1人は冷え性と言われているほど冷え性にお悩みの方が多くいます。冷えは風邪などの体の不調に繋がったり美容の敵でもあります。冷え性になる主な原因を紹介します。
1.運動不足
運動不足により代謝が下がり血液の循環が悪くなることで冷えに繋がります。女性は男性に比べて筋肉量が少なく脂肪がつきやすいです。脂肪は一度冷えると温まりにくく、熱を生産する筋肉が少ない女性に冷えの症状が多く見られるのです。
2.自律神経の乱れ
体内で体温調節の役割を担っているのが自律神経です。正常な状態では、暑くなると血管を広げ、寒くなると血管を締めることで体温を調節していますが、常に冷暖房が効いた環境に長時間いると温度感覚が鈍り体温調節の機能が正常に働かなくなります。また過度のストレスも自律神経が乱れる要因になるので気をつけましょう。
3.食生活
過度なダイエットや偏った食生活も要注意です。栄養不足により本来サラサラである血液がドロドロとして循環が悪くなる事で冷えに繋がります。
あなたはどのタイプ?
冷え性と言ってもさまざまなタイプがあります。自分はどのタイプか考えてみましょう。
1.末端冷え性タイプ
手や足など体の中でも心臓から離れた部分が特に冷えるのがこのタイプです。冷え性の中では初期段階で自覚がある方も多いのではないでしょうか。偏った食生活が主な原因としてあげられます。
2.内臓冷え性タイプ
胃や腸など体の内部に冷えを感じるのがこのタイプです。末端冷え性が進行していくとこの内臓冷えに繋がります。自分で気づきにくいので知らぬ間に内臓冷えまで進行している可能性もあります。このタイプは運動不足が主な原因です。
3.全身冷え性タイプ
体の一部分ではなく体全体に冷えを感じるのがこのタイプです。冷え性の中でも最も重症になります。食生活や運動不足などの要因が積み重なり症状が進行して体の不調が出る場合もあります。
4.ほてり冷え性タイプ
首から上は温かいのに手や足は冷えているのがこのタイプです。他の3つとは種類が異なり、ストレスや加齢によるホルモンバランスの乱れなどから起こる冷え性になります。
体を温める習慣を身につけよう
冷え性はすぐに治せるものではありません。普段から体を冷やさない習慣を身につけることが大事です。ぜひ今からご紹介する対策を試してみてください!
1.体を冷やさない服装
当然のことですが外が寒い中薄着でいると体温が奪われていきます。おしゃれは我慢とも言いますが我慢のし過ぎは禁物です。例えばスカートを履く際はブランケットを活用したり、薄く見えるけど実は厚手のタイツなどもあります。工夫次第でおしゃれを楽しみながら寒さ対策もできるのでなるべく体温を逃がさない服装をしましょう。
2.運動
体の代謝を上げるために運動は必須です。普段から運動をする習慣が無い方はなかなか難しいと思いますが、いきなりランニングや筋トレなどを始める必要はありません。お風呂上がりなどの体温まっている時にストレッチなどから始めましょう。ストレッチをするだけでも血流が良くなり体がぽかぽかしてきます。また、日頃から体をほぐしておくことで負荷のある運動を始めても怪我をしにくくなります。続けるのは難しいことですが、駅でエスカレーターを使わず階段を使うようにしたり一駅分歩いてみたり少しでも体を動かす時間が増えるように意識することが大切です。
3.入浴
普段忙しいからと言ってシャワーで済ませていませんか?体を温めるのに湯船にしっかり浸かることはとても効果的です。38〜40度のお湯にゆっくり入浴しましょう。入浴は体だけでなく心もリラックスします。毎日でなくてもお休みの前の日やお休みの日だけでもゆっくりお風呂に入る時間を作ってみましょう。
4.食事
栄養バランスの取れた食事はもちろんですが、食べ物にも体を冷やすものと温めるものがあるのをご存知ですか?
体を温める食べ物としてにんじんやかぼちゃなどの色が濃い野菜やごぼうなどの根菜類、発酵食品があります。反対に体を冷やす食べ物はきゅうりやトマトなど夏野菜、チョコレートやスナックなどのお菓子類も体を冷やします。また、キンキンに冷えた飲み物を飲むことが多い方は1日の中で1回でも温かい飲み物を取ることを意識すると内臓の冷えを防げます。
まとめ
いかがでしたか?冷えは万病の元とも言われます。普段の生活を少し意識するだけで積み重なれば後々大きな違いになります。内側からしっかり温めて綺麗で健康な体を作りましょう。