今回は、寝ぐせの簡単な直し方をご紹介します。髪の毛の寝癖は、原因がわかれば寝る前に対策もできますし、起きた後に簡単に直すこともできます。「毎朝時間が無いのに寝ぐせがひどい…」「アイロンで落ち着かせようとしてもなかなか直らない…」そんなお悩みを抱えている方は必見です。
寝ぐせがつく原因は?
そもそも髪の毛に寝ぐせがつく原因は、髪の毛の結合にあります。髪の毛は、強い順から「ペプチド結合」「シスチン結合」「イオン結合」「水素結合」という4つの結合によってできています。一番弱い「水素結合」は、水に濡れると切断され、乾くと再結合されます。正しい位置で結合していたものが、水に濡れて切断されたのちズレて、そのまま再結合されることによって、毛髪に癖が生じます。これが、起きたあとの寝ぐせの原因です。
簡単!時短!寝ぐせ直しと対策
原因がわかれば、寝癖を直す方法や寝癖を作らないようにするための対策が、自然と見えてきますよね。寝癖の程度や具合によって、またはその時の時間の余裕によって、最善の直し方・対策は変わります。起きた後の簡単な寝癖直しと、寝る前の寝癖対策について、いくつかご紹介します。
ちょっとした軽い寝ぐせ
「前髪など分け目がぱっくりしてしまっている」「毛先が少し跳ねている」など、ちょっとした軽い寝ぐせなら、直接指を濡らしたり、霧吹きを使ったりして、直したい部分を、濡らします。髪の毛の表面だけではなく、水素結合がちゃんと切れるように、内部に浸透させるイメージで濡らしましょう。そうしたら、分け目を直したい場合は根元から直すために頭皮を擦りながら、毛先の跳ねやうねりを直したい場合は真っ直ぐにひっぱるか内巻きに形作りながら、ドライヤーで乾かしましょう。このあとにストレートアイロンやコテを使うならば、水分が残らないようしっかり乾かしましょう。
爆発級の寝ぐせ
思わず笑ってしまうほど酷い寝癖なら、霧吹きなどで濡らすより、シャワーを浴びて全体を濡らすと手っ取り早いです。霧吹きなどの方が簡単で時間も短く感じますが、濡らし方が不十分だと癖が直ってくれない事があるので、もし、癖が強く広範囲だったら、シャワーを浴びて全体を十分に濡らし、少し髪の毛をひっぱりながら乾かしましょう。
寝る前の寝ぐせ対策
お風呂上がりにしっかり髪を乾かさずに寝ると、変な形のまま水素結合が再結合し、寝ぐせになります。忙しい朝に手間をかけたくなければ、夜に少し頑張って、ちゃんと髪の毛を乾かしましょう。そのときに少し髪の毛をひっぱって、癖を伸ばしながら乾かすと、さらに朝のお手入れが楽になります。また、しっかり乾かすと言っても、乾かしすぎは注意です。髪の毛が乾燥すると、外気の水分を吸ってしまい、うねるなどの癖がでてきます。外気の水分を吸わないように、元から保湿をしてあげて、最後にオイルでコーティングしたら完璧です。
直すのが大変な爆発級寝ぐせとはおさらば!
今回は、「寝ぐせ」についてご紹介しましたが、いかがでしたか?癖が直らないからといって、アイロンの温度をあげるのは、髪の毛を傷めるのでNGです。水で濡らして、髪の毛の結合を正すイメージで直すと、簡単にできるので、ぜひやってみてください♪